狩野派のびょうぶ絵2点発見
狩野派のびょうぶ絵2点が新たに見つかり、京都国立博物館が5日、報道陣に公開した。来年4月7日から始まる特別展覧会「桃山時代の狩野派―永徳の後継者たち―」で公開される。
同館によると、2点は狩野山楽筆の「槇に白鷺図屏風」と狩野孝信筆の「北野社頭遊楽図屏風」。いずれも17世紀初めごろに描かれた。槇に白鷺図屏風は滋賀県の個人から昨年寄託された際、山楽の作品と判明した。もともとはふすま絵だったとみられ、スケールの大きな画面構成が特徴。巨木の近くで休むシラサギを描いている。
北野社頭遊楽図屏風は京都府の個人所蔵で、同志社大教授が鑑定し、孝信作と分かった。
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