昭和天皇に理系教育、日記写本
東京帝国大や京都帝大、九州帝大の総長を歴任した山川健次郎の日記の写本が、秋田県公文書館に保管されていることが4日、関係者への取材で分かった。昭和天皇への理系教育を充実させた内幕も記されており、専門家は「歴史の一面を明らかにする貴重な資料だ」と評価している。
発見した秋田大の中沢俊輔講師(日本政治外交史)によると、写本は原稿用紙約300枚にペンで書かれ、1913年8月~15年4月、19年7月~20年1月が4冊にまとめられている。
写本は今月、芙蓉書房出版から刊行される。
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