耳と口で北京語覚えた
台湾ドラマ「ショコラ」のDVD―BOX(カルチュア・パブリッシャーズ)が日本で発売されるのに合わせ、主演の長沢まさみが「北京語は難しかったけど、掛け合いがうまくいくとあらためてお芝居って面白いと感じた」と、台湾での撮影を振り返った。
「ショコラ」は日本の漫画が原作のホームコメディー。長沢は北京語と日本語を話すヒロインを吹き替えなしで演じた。北京語は全くの初心者だったが「毎日何時間もせりふを声に出し、耳と口で覚えた」という。熱が入りすぎて「ときどき日本語が中国人みたいになっちゃった」と苦笑い。
現場では「(日本と違って)意見をはっきり口に出さないと伝わらない」と、積極的に声を上げた。日本語のせりふを自然な言い回しにしようと監督に掛け合ったことも。「うまく説得できない時もあって、語彙の少なさを痛感した。もっと日本語も勉強しないと」とプロ意識を見せる。
約4カ月の滞在中は台北市内にキッチン付きのアパートを借り、自分で煮物やそうめんを作った。共演者やスタッフと食事に出かけることも多かったという。「年齢の近いスタッフが多くて話しやすかった。今でもフェイスブックで交流しています」
台湾での放送時には“急所蹴り”を必殺技とするヒロインの強烈なキャラクターも話題となった。「日本でもあまり見せたことのない姿。長沢まさみの新境地を見てほしい」と話した。
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