広島原爆ドームの劣化調査へ
世界遺産の原爆ドーム(広島市中区)の雨水などによる劣化状況を確認するため、広島市は来年1月上旬から調査を始める。市は5日、ドームの周囲に作業用の足場の設置を始めた。
調査は1992年度から約3年ごとに実施され、今回で8回目。
来年3月末までの間、ひび割れや鋼材の腐食、変形の有無を調べ、建物の傾き具合などを測定する。結果は文化財保存の専門家らの委員会に報告され、その後、劣化部分を修理する。
調査中の落下物の事故を防ぐため、ドームの一部をシートで覆うが、観光客が見ることができるように細かい網目のものを使う。
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