淡輪ニサンザイ古墳を公開
宮内庁は5日、皇族の墓として管理している大阪府岬町の淡輪ニサンザイ古墳(5世紀後半)の発掘現場を報道関係者に公開した。祭祀の場とされる造り出し部では朝顔形埴輪や家形埴輪のほか葺石も見つかった。
1967年以降、同庁は全国の陵墓等で整備工事を実施。事前に遺構を確認し、工法を決める目的で考古学的調査を行い、現場を公開している。
淡輪ニサンザイ古墳でも、周濠の水に浸食されて墳丘が崩れるのを防ぐため護岸が検討されており、今年10月から同庁書陵部が墳丘の裾部分約20カ所を発掘していた。
同古墳は、全長約170メートルの前方後円墳。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。