【ロンドン共同】シェークスピアが戯曲で「極悪人」として描いたことで知られ、正確な容姿が不明とされる15世紀のイングランド王、リチャード3世が青い目で金髪だった可能性が高いことが2日、分かった。
英中部レスターで2012年に発掘されたリチャード3世の遺骨を調査しているレスター大のチームが2日、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで発表した。
チームは遺骨から取り出したDNAと、子孫のDNAからゲノム(全遺伝情報)を解析した。その結果、遺伝子的には青い目だった確率が96%、金髪の可能性は77%だった。髪の色は年齢を重ねるごとに黒くなったとされる。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。