ノーベル文学賞作家の大江健三郎さんは29日、東京都内で行われた作家池沢夏樹さんとの公開対談後に記者会見し、原発再稼働に向けた与党の動きについて「3・11直後は、完全に方向を改めるのが日本中の声だった。私たちの危機感が無視されている。それは日本人を侮辱することだ」と批判した。
池沢さんは「日本の政治には反知性主義の流れがある」と指摘し、書籍などで知識を得ることの重要性を訴えた。
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