将棋、糸谷七段が新竜王
将棋の第27期竜王戦7番勝負の第5局は3、4の両日、金沢市で指され、挑戦者で先手の糸谷哲郎七段(26)が161手で森内俊之竜王(44)を破り、対戦成績4勝1敗で初タイトルとなる竜王位を獲得した。
糸谷新竜王は広島市出身。森信雄七段門下で、2006年に17歳でプロ入りした。翌年、大阪大文学部に合格。プロ棋士が国立大に進学したのは初めてだった。
今期の7番勝負は持ち前の積極的な指し回しが光り、初挑戦で名人位と並ぶビッグタイトルを手にした。竜王1期獲得により、4日付で八段に昇段した。
森内前竜王の防衛はならず、無冠となった。
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