大江さんと池沢さんが公開対談
河出書房新社から「日本文学全集」全30巻の刊行が始まったのを記念し、編集を1人で担当する作家の池沢夏樹さん(69)とノーベル文学賞作家の大江健三郎さん(79)が東京都渋谷区の紀伊国屋サザンシアターで公開対談した。大江さんは「日本人の心の歴史においても大きなことだ」と、いま古典を読むことの意義を強調した。
この全集は古事記などの古典文学から大江さんら現代文学までを網羅し、2018年に刊行を終える予定。角田光代さん(47)が「源氏物語」を現代語訳するなど、多くの人気作家らが古典新訳を手がける。第1弾として今月、池沢さんが訳した古事記が刊行された。
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