独作家グラス氏、小説は引退
【ベルリン共同】ドイツを代表する作家で、ノーベル文学賞受賞者のギュンター・グラス氏(86)が今後、新たな小説を書かないことを明らかにした。12日までに行われたパッサウアー・ノイエ・プレッセ紙とのインタビューで述べた。
同紙によると、小説「ブリキの太鼓」などで知られるグラス氏は「私は86歳だ。これ以上、小説を書けるとは思わない」と表明した。一方で小説以外の文筆活動は続ける意向を示した。
グラス氏は1999年にノーベル文学賞を受賞。2012年にはイスラエルが世界を危険にさらしているとの詩を発表し、物議を醸した。
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