いわさきちひろの最も古い原画か
絵本画家いわさきちひろ(1918~74年)が太平洋戦争中、兵士たちを慰問する郵便物のために描いたとみられる原画7点が東京都新宿区の日本青年館で見つかり、安曇野ちひろ美術館(長野県松川村)が27日、報道陣に一部を公開した。
終戦前の作品は空襲でほとんどなくなっており、ちひろの長男で同美術館常任顧問の松本猛さん(63)は「ちひろが描いたものなら現存する最も古い作品の一つになり、今後のちひろ研究の手掛かりになる」と話した。
同美術館や日本青年館によると、原画は戦地の兵隊に送るため、便箋と封筒が一体になった郵便書簡に印刷するためのものだという。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。