秋山真之直筆の掛け軸寄贈
日露戦争を勝利に導いたとされ、司馬遼太郎さんの小説「坂の上の雲」の主人公としても知られる海軍軍人秋山真之直筆の掛け軸が8日までに、松山市の坂の上の雲ミュージアムに寄贈された。真之の書は数が多くなく、貴重という。
ミュージアムによると、掛け軸は松山市の男性が7月に寄贈。縦約136センチ、横約42センチで、署名と花押もある。
「玄々相摩天地位陰陽相和萬物育」と記され、儒教の世界観を表現する漢詩とみられるが、冒頭の「玄」を「舷」と置き換えると「舷々相摩して」となり船が接近して戦う様子を表す。
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