村上春樹さん、英で新作を語る
【エディンバラ共同】英北部エディンバラで開かれている国際ブックフェスティバルに24日、作家の村上春樹さんが登場し、今月英訳版が発売された長編「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」について語った。
英紙の文芸担当記者との対談に臨んだ村上さんは「状況は全く違うが、自分も主人公と似た(仲間外れの)経験をしたことがある」と告白。「傷ついた気持ちは長い間残る。この感情について書きたかった」と執筆の理由を明かした。
約600人を収容できる会場は満員で、開場前から多くの村上ファンが長蛇の列をつくった。
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