公募展の日展「書」科の不正審査問題で、日展は29日、東京都内で記者会見を開き、再発防止に向けた改革方針を明らかにした。今後、全ての審査過程に外部審査員が関わるという。
28日付で就任した奥田小由女新理事長は「騒ぎを起こしたことをおわびしたい。今後も前向きに改革していくしかない」と述べた。
会見では、顧問の寺坂公雄前理事長が改革内容を説明。全5科について入選から大臣賞までの全審査で外部の審査員を導入することを明らかにした。また、審査員が出品者から金品を受け取ることや、これまで審査前に行われることがあった会派の研究会などでの審査員による指導を禁じた。
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