国内最古の庭園に水上舞台か
国内最古の本格的庭園・飛鳥京跡苑池(奈良県明日香村、7世紀後半)で、池の中島周辺や岸辺から多数の柱穴が見つかり、テラス状の水上舞台が存在した可能性があることが分かった。県立橿原考古学研究所の東影悠主任研究員が3日までに明らかにした。
飛鳥時代に造営された苑池は南北二つの池からなり、南池には松を植えた中島が存在、噴水のような石造物も配置されていたことが既に分かっている。
東影主任研究員によると、中島を取り囲むように直径約1メートルの穴が約80個見つかった。東西約35メートル、南北約17メートルのテラス状の建物があったとみられる。
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