原爆の日に新藤兼人映画祭
「原爆の日」の6日、東京・池袋の新文芸坐で「第3回新藤兼人平和映画祭―原爆を描いた二人の遺言―」が開かれる。
同映画祭は、新藤監督が亡くなった2012年にスタート。今回は、新藤監督が日本映画で初めて原爆の悲惨さを描いた「原爆の子」(1952年)と、石田優子監督のドキュメンタリー映画「はだしのゲンが見たヒロシマ」(2011年)を上映。続いて歌手加藤登紀子や映画監督・作家の森達也さんらが参加するシンポジウム「69年前のヒロシマに想いを寄せて―今、語り継ぐことの意味―」も開催する。
俳優の菅原文太からは「日本はこのままでは、(中略)若い人々や子供たちを犠牲にする国に戻ってゆくだろう。そんな国にならないために、戦争の記憶と記録を語り、伝えてゆこう」とのメッセージが寄せられた。
問い合わせは新文芸坐、電話03(3971)9422。
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