アイドルグループ嵐とKAT―TUNのメンバーが、無断で写真集を出版されたとしてアールズ出版(東京)に損害賠償などを求めた訴訟で、最高裁第2小法廷(千葉勝美裁判長)は12日までに同社の上告を退ける決定をした。約5400万円の支払いと販売差し止め、在庫廃棄を命じた二審知財高裁判決が確定した。決定は11日付。
一、二審判決によると、同社は2005年から、メンバーの写真を無断使用した「コンプリートお宝フォトファイル」など12冊を販売した。
訴訟では、芸能人らが名前や写真から生じた利益を独占できる「パブリシティー権」を侵害したかが争われた。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。