兵庫県朝来市は6日、「天空の城」として知られる国史跡・竹田城跡で、これまで立ち入り自由だったスペースに7日から新たに見学通路を設置すると発表した。遺構の損傷を防ぐため、観光客の立ち入る範囲を制限する。
新たに見学通路ができるのは、二の丸と、見晴らしが良く観光客に人気のある南千畳と呼ばれるスペース。不織布とロープで通路を作る。
朝来市は昨年11月、観光客の転落事故をきっかけに天守台付近への入場を禁止し、今年3月には見学通路を設置した。7月には土砂流出による遺構の損傷を防ぐために天守台に防水シートを敷くなど、遺構保全と観光客の増加への対応に追われている。
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