常磐津一巴太夫さん死去
常磐津節浄瑠璃太夫の第一人者で、人間国宝の常磐津一巴太夫(ときわづ・いちはだゆう、本名明田昭=あけた・あきら)さんが死去したことが17日分かった。83歳。京都市出身。大津市在住。葬儀・告別式は20日午前11時から京都市南区西九条池ノ内町60、公益社南ブライトホールで。喪主は妻明田浩子(あけた・ひろこ)さん。
家族によると、16日午前、公演のため滞在していた大阪市内のホテルの部屋で亡くなっているのが見つかった。
幼少から謡曲に親しみ、1948年に常磐津文字一朗さんに入門。音域が広く、情緒豊かな声質で、95年には常磐津節浄瑠璃太夫で初の人間国宝となった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。