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大阪・難波宮から国内最古級木簡

[2014年08月01日 11:48]

大阪・難波宮から国内最古級木簡

 大阪市中央区の難波宮跡で「斯々一古(ししいっこ)」などと記された7世紀中ごろの木簡が見つかり、大阪市博物館協会大阪文化財研究所が1日までに明らかにした。難波宮では万葉仮名で「皮留久佐」などと和歌を記した640年代の木簡が出土しており、ともに国内最古級という。
 木簡は長さ8・6センチ、幅2・5センチ。「斯々」は肉を、一古は「一籠」を意味するといい、宮に貢ぎ物か税として送られた肉の塊に付けられた荷札木簡とみられる。右側にも逆さに「一古」などと記されており、余白に字の練習をしたらしい。
 昨年9月に出土。埋め立てられた谷から見つかり、土器から年代を判定した。

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