後鳥羽上皇が再建の水無瀬離宮か
大阪府島本町の西浦門前遺跡で、後鳥羽上皇の水無瀬離宮跡とみられる13~14世紀(鎌倉時代)の建物跡や輸入陶磁器などが見つかり、同町教育委員会が7日までに明らかにした。
離宮跡とみられる遺構はこれまでにも近くの広瀬遺跡で見つかっていたが、今回は標高で約10メートル高い場所にあった。文献によると、後鳥羽上皇は1199年、水無瀬川と淀川の合流付近に離宮を建設したものの、1216年に洪水で倒壊。翌年、山上に再建を始めたといい、今回見つかったのは再建された離宮とみられる。
同町教委によると、柱穴のほか、瓦片、中国からの輸入陶磁器などが出土した。
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