沖縄の食も景色も味わって
沖縄テレビ(那覇市)が制作した特撮ドラマ「ハルサーエイカー2」の完全版DVD(ポニーキャニオン)が全国発売された。主人公の姉役で出演した沖縄県出身の女優、AKINAは「沖縄の人は食事を大切にしている。沖縄の美しい海や空とともに、みんなで食べる和気あいあいとしたシーンも味わってほしい」と話す。
「ハルサー―」は、女性を主人公にした戦隊シリーズの第2弾。琉球放送(同市)による沖縄発の大ヒットドラマ「琉神マブヤー」と、ほぼ同じスタッフが制作を手掛けている。初回は2012年に放送され、沖縄限定版DVDは昨年12月に発売。完全版DVDには、せりふが沖縄の方言で話されているため、標準語の字幕が付く。
東京では仕事の際、車で送迎されることが多いAKINAだが、「ハルサー―」の収録では、まるで近所に買い物に出掛けるようにロケ現場に向かった。「自転車で行き、着いてから自分でメークもしました」
親類との初共演も果たした。「実は最後の方で、私のいとこがエキストラでいるんです。うれしかったけど『知らんかった。言えよ!』って思いました」
悪役の怪人コンビは、路上の残飯の化身。食べ物を粗末にする人間たちに怒りを向けるが、時には主人公側の味方になることもある憎めない存在だ。
ことし6月以降、千葉テレビ、テレビ埼玉、テレビ神奈川、サンテレビでも相次いで放送。来年は映画が公開される予定だ。
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