【ドーハ共同】カタール・ドーハで開催中の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は20日、オリーブやブドウの段々畑が広がるイスラエル占領地ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区バティールの景観の世界文化遺産登録を決めた。
イスラエルはテロ防止などを名目に建設している西岸との分離フェンスを、バティールの段々畑の一部が破壊されるルートでも計画。景観を守る緊急性があるとしてパレスチナが登録を要請していた。国際記念物遺跡会議(イコモス)は登録に否定的な勧告をしていたが、委員会の投票で賛成多数により可決された。
パレスチナ自治区の世界遺産登録は、2件目。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。