大仏次郎生原稿、編集者宅で発見
小説「鞍馬天狗」などで知られる作家の大仏次郎(1897~1973年)が59年に執筆したノンフィクション「パナマ事件」の生原稿や手紙が、当時の編集者、秋山節義さん(故人)宅で見つかり、24日、大仏の養女野尻政子さん(85)に返却。野尻さんは同日、それらを大仏次郎記念館(横浜市)に寄贈。同館で近く公開される見通し。
返却されたのは、週刊誌「朝日ジャーナル」創刊時に掲載され、後に単行本化された「パナマ事件」全27回分の生原稿。この他、風間完さん(1919~2003年)の挿絵、ノンフィクション「パリ燃ゆ」の粗筋が書かれた生原稿、その取材先パリからの手紙など。
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