平等院、鳳凰像の頭に5色の飾り
京都府宇治市の平等院は4日、鳳凰堂の屋根を飾る鳳凰像の建立時の姿を想定したミニチュア像を制作したと発表した。
想像上の鳥である鳳凰は5色の毛のような飾りがあると考えられており、像の頭部に飾り用とみられる穴があったことから、仏教と縁の深い赤、青、白、黒、黄の銅線32本を付けた。
高さは実物の約7分の2となる約30センチ。時期は未定だが、公開予定という。
東京文化財研究所の早川泰弘分析科学研究室長が昨年6月、平等院ミュージアム鳳翔館に展示されている鳳凰像の材質を初めて科学的に調査。体と羽で材質が違うため、復元に当たってはメッキの色合いを微妙に変えた。
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