東国原氏、議会のやじ根絶訴える
元宮崎県知事でタレントの東国原英夫が東京都内で行われた米映画「パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間」(28日公開)のPRイベントに登場し、都議会のセクハラやじ問題に触れ、「不規則発言はこれ以上許しちゃ駄目ですわ。教育上も良くない」とやじの根絶を訴えた。
いまだに「産めないのか」とやじった議員が判明していない点について「会派も議会運営委員会も解明しようとしない。これで幕引きはありなのかな。むしろ『産めないのか』の方が問題」と真相を明らかにすべきだとの考えを示した。
その上で「名乗り出るのが筋。後で分かったらかっこ悪い。申し開きできませんからね。早く名乗り出た方がいい」と発言した本人にアドバイスし、その場にいた議員らに対して「政治家の声はでかいから、聞こえないわけがない」と疑いの目を向けた。
宮崎県議会や国会での経験から「やじった相手に水を掛けた人がいましたが、僕もヅラ(かつら)だったらヅラを投げていた。それぐらいカチンときました」と、やじられる側の心情を説明。「やじのせいで答弁や質疑の声も聞こえなくなるんですよ」とデメリットを強調し、「やじはやめた方がいいとずっと思っていた」と述べた。
「パーク―」はケネディ米大統領の暗殺事件直後の4日間を描いた。
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