富士山、世界遺産恥じない地域に
富士山が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されて1年を迎え、静岡、山梨両県は22日、静岡県沼津市で記念式典を開催、両県知事や関係する市町村長ら約600人が参加した。静岡県の川勝平太知事は、富士山の景色を詠んだ万葉集の和歌を紹介し「富士山は日本の国土の象徴。富士の姿に恥じない地域づくりをしていかなければならない」とあいさつした。
山梨県の横内正明知事は富士五湖でのモーターボートの騒音など環境問題に触れ「新しい規制を作るのは心苦しいが、保全することで富士山の価値が高まる。地域の力を借り、品格ある地域をつくっていきたい」と抱負を語った。
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