京都、ふすま絵完成し法要
京都市東山区の建仁寺塔頭の両足院で5日、方丈3室に飾るふすま絵16面が完成し、魂を入れる開眼法要が行われた。臨済宗の開祖で建仁寺を開いた栄西の八百年大遠諱を記念した事業の一環。
法要で僧侶らがお経を上げた後、参列した来賓にふすま絵が披露された。
広島県出身の画家七類堂天谿さんが、釈迦の説法や栄西を水墨画で描いた。人肌の部分は、建仁寺境内で栽培している茶を煮詰めたもので彩色したという。
今後、約5年間で仏教の歴史や禅の伝来をテーマにした76面を描き終える予定だ。
7月12日~9月18日まで公開される。8月9日、10日は拝観中止。
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