秀吉の陣羽織、修復終え公開へ
豊臣秀吉の妻ねね(北政所)ゆかりの高台寺(京都市東山区)は、秀吉が使ったと伝わる「鳥獣文様綴織陣羽織」(重要文化財)の修復を終え9日、報道陣にお披露目した。
高台寺掌美術館で7月20日~8月3日、一般公開する。
陣羽織は身丈約99センチ、肩幅60センチ。16世紀、当時のイランの宮廷工房で制作され日本に渡ったつづれ織りを裁断し、武将が具足の上からまとう陣羽織に仕立てたとみられるという。金糸、銀糸を使い、獅子やクジャクなどさまざまな動物が描かれている。
傷みが目立っていたことから、約2年2カ月間にわたり修復していた。
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