国内唯一の巻石垣が破損
鳥取市教育委員会は20日、鳥取市の鳥取城跡の天球丸で、カメの甲羅のような形をした「巻石垣」の一部が破損していたと発表した。市教委によると、巻石垣は石垣の崩落を防ぐために築き足されたもので、球面の形は全国で唯一。市教委は同日、壊されたとみて鳥取県警に通報した。
市教委によると、巻石垣の石3個(重さ15~40キロ)などが抜き取られ、近くの広場に落ちていた。19日午後に市職員が定時の見回りで破損を確認した。修理には約20万~30万円かかる。
17日夕、巻石垣に中高生とみられる複数の人が登っているのを鳥取県職員が目撃したという。
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