沢田研二ライブツアー・スタート
歌手の沢田研二が恒例のライブツアーを東京・渋谷公会堂でスタートした。6月に66歳になったジュリーは「この年になって、歌うのがまた好きになった。元気なうちは歌い続けたい」と語り、ファンを喜ばせた。
沢田は24曲を熱唱。「危険なふたり」「勝手にしやがれ」などではステージ上を駆け回り、元気いっぱいだった。
東日本大震災の被災者のことを思い、今年3月11日に発表したCD「三年想いよ」から4曲を披露。憲法9条を大切にしたい気持ちを込めた「我が窮状」や脱原発の歌も時に切々と、時に激しく歌い上げた。
「5月に舞台公演を終え、休み癖がついてしまった。でも、こんな危なっかしい時代、ちゃんと歌わないといけないと思った」という沢田。「あっかん、あべー」と、安倍政権をからかうような言葉に客席が沸いた。
ツアーは11月まで盛岡、仙台、福島県南相馬の各市を含む各地を回り、37公演が催される。
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