富岡製糸場のエンジン稼働を公開
愛知県犬山市の博物館明治村で27日、富岡製糸場で約50年間使われた蒸気機関「ブリュナエンジン」が修復を終え、実際に稼働する姿が報道陣に公開された。28、29両日と、7月19~21日の午前11時と午後2時から、動かして一般公開する。
ブリュナエンジンは1870年に輸入された国内最古の蒸気機関で、繭から生糸を作る機械の動力源として使われた。国内で現存するのは明治村だけで、通常は止まった状態で展示されているが、富岡製糸場が世界遺産に登録されたことを記念して稼働させることにした。
明治村の木村操理事長は「この機会に当時の歴史を感じてほしい」と話している。
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