太宰治、故郷で生誕105年祭
「人間失格」や「斜陽」などの作品で知られる作家太宰治の生誕105年祭が19日、故郷の青森県五所川原市(旧金木町)で開かれ、全国から集まった約350人のファンたちが、作品の朗読に耳を傾けた。
生誕100年を記念して建てられた太宰像の前で開会。太宰の長女津島園子さん(73)が「多くの方に集まっていただき、感謝している。読み継がれ、今でも生きているという実感がする」とあいさつした。
地元の朗読サークルが「走れメロス」を朗読。合唱団も「太宰治鎮魂歌」を披露し、ファンが太宰像の前に次々に献花していった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。