原爆の悲惨さを描いた漫画「はだしのゲン」の作者、故中沢啓治さんが書いた詩「広島 愛の川」から作られた曲を歌う歌手の加藤登紀子さん(70)が24日、広島市の松井一実市長を訪問し、「詩を人々の心に触れるところまで運ぶのが私の役割。大切に歌っていきたい」と話した。
25日にCDが発売され、7月に東京と広島のコンサートで披露される。松井市長は「曲を聴いて歌えるようになろうかな」と話し、加藤さんは「コンサートにゲストとして出演を」と応じた。
詩は、世界の海につながる広島の川をテーマに、被爆地や平和への思いをつづっている。
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