震災支援で京極さんらに感謝状
文化庁の青柳正規長官は3日、東日本大震災で損壊した岩手、宮城、福島3県などの文化財修復に、多額の寄付を通じて貢献した作家の京極夏彦さんや美術家の福田美蘭さんに感謝状を贈った。
京極さんは電子書籍「百鬼夜行シリーズ」の配信収入の半分、福田さんは版画の売上金をそれぞれ寄付した。
京極さんは式典後に「未来も大事だが、過去の(文化財の)復元も大切なことだ。今後も地道にやっていきたい」と話した。
感謝状の贈呈対象はこのほか、多額の寄付をした日本サムスンなど6団体と、被災建造物の復旧支援活動に取り組んだ日本建築家協会など4団体。
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