狩野山楽の複製画を大覚寺に奉納
桃山―江戸時代初期に活躍した絵師狩野山楽の作とされるふすま絵「四季耕作図」(米ミネアポリス美術館所蔵)のデジタル複製が3日、京都市右京区の大覚寺に奉納され、報道陣に公開された。
NPO法人京都文化協会によると、四季耕作図はもともと大覚寺が所蔵しており、1755年に寺外の絵師に譲られた。その後、経緯は不明だが海を渡り、1980年、ミネアポリス美術館が購入。複製ながら約260年ぶりに「帰郷」した。
田植えや稲刈りなど農耕の風景が、繊細な筆遣いで四季ごとに4面ずつ計16面(1面縦約78~177センチ、横約84~92センチ)描かれている。
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