清志郎さんへ届け
2009年に亡くなったロック歌手忌野清志郎さんをしのび、俳優竹中直人さんや歌手矢野顕子さんらが、詩やイラストなどの作品を寄せた特別展「それで君を呼んだのに」が、東京・原宿の喫茶店「シーモアグラス」で、忌野さんの誕生日である2日に始まった。
絵本を読みながら食事などを楽しめ、アーティストも多く訪れる同店ならではの企画。「高校時代以来の忌野さんのファン」という店主の坂本織衣さんが、竹中さんらに声をかけて実現した。
展覧会の題字は、人気絵本作家の荒井良二さんが担当。矢野さんは直筆の詩を、竹中さんは忌野さんとのエピソードを交えたイラストを描いた。イラストレーターの田村セツコさんやはまのゆかさんらも参加している。
店は原宿の一等地にあるビルの地下。だが同じ階では閉店が相次ぐ。「いつまでお店を続けられるか分からない。やりたいことは、できるうちに実行しようと開催に踏み切った」と坂本さん。「小さな店ですが、のんびりと清志郎さんのことを思い出してもらえたら」と話す。
特別展は、忌野さんの命日である5月2日までの期間中、午後2時から7時まで。
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