漢学塾新史料を学術調査へ
京都府立総合資料館(京都市)は1日、江戸―明治時代の本草漢学塾「山本読書室」跡の土蔵に秘蔵されていた岩倉具視の暗号表など重要文化財級を含む新史料(約7500件)について、4月下旬から学術調査を始めると発表した。
約1年かけ調査した後、所有者側と寄託契約を結ぶ予定。資料館は「国内に類例のない超一級の史料群。将来的に一般公開したい」としている。
資料館によると、調査は同館と京都文化博物館(京都市)の学芸員らが担当。新史料を大きく「本草学」「維新期の外交史」「美術工芸」のジャンルに区分し、内容や数量などを精査する。
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