2010年に75歳で死去した作家で劇作家の井上ひさしさんの業績を振り返り、未来へ引き継ぐことを目的にした「吉里吉里忌」を4月19日、郷里の山形県川西町で開くと29日、井上さんの妻のユリさんらが発表した。広く一般のファンの参加を募っている。
東京都内で記者会見したユリさんは「井上は人間に果てしなく興味を持っていた。井上の本に立ち戻ることで、今の生きにくい社会の問題を解き明かす機会になれば」と強調。
会場は「川西町フレンドリープラザ」で、定員は700人。作家の浅田次郎さんの記念講演などを予定している。問い合わせは遅筆堂文庫、電話0238(46)3311。
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