文化庁は28日、来年の世界文化遺産登録を目指す「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」(長崎、熊本県)の正式な推薦書を、パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部に提出したことを明らかにした。
提出は現地時間の22日。これで政府による推薦手続きは完了し、今後はユネスコ側の審査を待つことになる。9月にもユネスコ諮問機関の現地調査を受け来年6月下旬、世界遺産委員会で登録の可否が決まる見通しだ。
長崎教会群は、国宝の大浦天主堂など、日本のキリスト教受容の歴史を示す14の文化財からなる。政府は昨年9月に暫定版の推薦書をユネスコに提出。今月16日に閣議了解した。
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