全国・海外ニュース/ 文化・芸能

近ツリが「3Dツアー」

[2015年02月02日 18:38]

近ツリが「3Dツアー」

 眼鏡型の「ウエアラブル(身につけられる)端末」をかけるとCGで再現された江戸の街を見ることができる「3Dツアー」を、近畿日本ツーリストが始めた。新しい観光の手段として注目され、海外の旅行会社からも問い合わせが来ているという。
 今回始まったのは「江戸城天守閣と日本橋 復元3Dツアー」。皇居の江戸城があった場所でウエアラブル端末「スマートグラス」を装着すると、目の前に天守閣が現れる。首が痛くなるくらい見上げないとてっぺんが見えず、かつての威容を実感できる。現在は芝生が広がる本丸大広間跡では、畳の間に大名がずらりと居並ぶ。
 皇居では数カ所、スマートグラス着用ポイントがあり、360度のパノラマで立体的に楽しめる。日本橋でも江戸、明治期の街のにぎわいを再現。外国人観光客向けに、英語のイヤホンガイドも利用できる。
 近畿日本ツーリストの安岡宗秀・未来創造室部長は「外国の方は城や街道を好むが、東京には(歴史的な)ランドマークがないと言われた。日本の高いバーチャルリアリティー(仮想現実)技術を生かして、歴史的なものと接触できるツールを作りたかった」とツアーを企画した理由を語る。2020年東京五輪に向けて外国人客の増加も念頭にある。
 歴史的な建造物や場所だけでなく、観光地で天候が悪い時に晴れの景色を見せたり、他の季節の様子やお祭りなどイベントの光景を映したり…とさまざまなアイデアが検討され、すでに自治体からの引き合いもあるという。「観光の補完機能として、地域観光の誘客にもつなげたい」と安岡部長は話している。

文化・芸能一覧

2月02日

2月01日

1月31日

1月30日

1月29日

1月28日

1月27日

1月26日

1月25日

1月23日

1月22日

1月21日

1月20日

1月19日

1月18日

1月16日

1月15日

1月14日

1月13日

1月12日

1月11日

1月10日

1月09日

1月08日

1月07日

1月06日

1月05日

1月04日

※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
Copyright (c) 2008 OITA GODO SHIMBUNSHA