世界文化遺産に登録された富岡製糸場(群馬県富岡市)の来場者数が4月以降で約34万人となり、昨年度を4カ月足らずで超え、過去最多を更新したことが21日、分かった。
富岡製糸場によると、昨年4月~今年3月の来場者数は過去最多の約31万4500人。国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関が4月下旬に世界遺産登録を勧告して以降、来場者数は急増し、7月20日時点で34万350人に上ったという。
一方で、来場者数の急増はボランティアの解説員によるガイドが不足する事態を招いている。富岡製糸場側は「5月に新たに7人がデビューしたが、来場者数に追いつかない」と話した。
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