作家の大久保房男氏死去
大久保 房男氏(おおくぼ・ふさお=作家、文芸誌「群像」元編集長)25日午前11時10分、十二指腸乳頭部がんのため東京都練馬区の自宅で死去、92歳。三重県出身。葬儀・告別式は近親者で行った。喪主は次男雄策(ゆうさく)氏。
慶応大卒業後、講談社に入社。55年から66年まで文芸誌「群像」編集長を務めた。遠藤周作氏、吉行淳之介氏ら「第三の新人」の作品に多く関わり、「純文学の鬼」と呼ばれた。59年から61年までは「週刊現代」編集長も兼務した。
92年に、70歳で小説「海のまつりごと」で芸術選奨文部大臣新人賞。著書に「文士と文壇」など。
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