空海の木像、3D焼き物で再現
高野山の金剛峯寺(和歌山県高野町)に伝わる空海(弘法大師)の木像を、最新の3D技術と伝統的な陶芸を組み合わせて再現した珍しい焼き物のレプリカ(複製)が完成し、制作した大塚オーミ陶業(大阪市)が24日、報道陣に公開した。質感や触感まで実物そっくりに仕上がっており、話題を呼びそうだ。
来年、高野山が開創1200年を迎えるのを記念して同社などが企画。小松純企画部長は「樹脂や石こうを使った従来のレプリカに比べて焼き物は劣化しにくく、100年後も現在の姿のまま残せる。見学者に触れてもらう展示も可能になる」と話している。
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