与謝野晶子の未発表短歌か
歌人与謝野晶子の未発表とみられる直筆の短歌1首が、親交があった岡山県出身の洋画家徳永仁臣の孫が所蔵するびょうぶから見つかったことが7日、岡山県立美術館から調査を依頼された就実短大の加藤美奈子准教授への取材で分かった。
短歌はびょうぶに貼られた短冊に書かれ、「車して神通川の大橋を昨日今日こえさてのちはいつ」とする内容。入院していた徳永を、1933年に与謝野鉄幹、晶子夫妻が見舞ったときの様子を詠んだものとみられる。
美術館が昨年に徳永の作品展を開催した際、徳永の孫の三島和子さん所蔵のびょうぶも展示。びょうぶには短歌10首の色紙や短冊が貼られていた。
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