国会図書館6年で満杯に
国内の出版物を保存する国立国会図書館(東京都千代田区)の収蔵能力が限界に達しつつある。資料のデジタル化で容量の確保に努めているものの、原本を分散して保存する同館の関西館(京都府精華町)も埋まりつつあり、あと6年でいずれも満杯になる見通しだ。関西館では増築計画が進むが、抜本的な解決には至っていない。
出版物の保存は国立国会図書館法の「納本制度」に基づく。国内で発行された全ての出版物について、発行者に国会図書館へ納めるよう義務付けている。CDやDVDなども対象となり、納品の総数は年間で90万~100万点にも及ぶ。
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