沖縄戦証言「17才の別れ」完成
太平洋戦争末期の沖縄戦の語り部を長く務めてきた沖縄県嘉手納町の元小学校教員、宮城巳知子さん(88)の証言を収めたドキュメンタリー映画「17才の別れ」が完成した。沖縄戦が終結したとされる23日の「慰霊の日」、最後の激戦地となった糸満市で初上映される。
「神の国だから絶対に戦争に負けない」。そう信じていた宮城さんが県立首里高等女学校時代、看護要員として動員された瑞泉学徒隊は、61人のうち33人が戦死した。
沖縄戦が終わる直前、目の前で親友の肩に弾が突き刺さり、出血が止まらず息を引き取った。
1時間51分の映画は宮城さんのインタビューを軸に進む。
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