【パリ共同】ユネスコの諮問機関が、中国とカザフスタン、キルギス3カ国によって共同申請されたシルクロードの世界文化遺産登録を勧告したことが3日、分かった。6月15~25日にカタールで開かれる世界遺産委員会で、群馬県の「富岡製糸場と絹産業遺産群」とともに正式決定される見通し。
申請されたのは欧州と中国を結んだシルクロードのうち、長安(現在の西安)や洛陽から「天山回廊」を経て中央アジアに至る部分。諮問機関の説明では、全長約8700キロで、紀元前2世紀から紀元1世紀ごろにかけて各都市を結ぶ道路網として形成されたとされる。
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