上島竜兵、駄目男で主演
お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵と肥後克広、アイドルグループ「AKB48」の元メンバーでタレントの野呂佳代が、映画「上島ジェーン ビヨンド」(26日公開)の撮影エピソードを語った。
2009年に公開された「上島ジェーン」の続編。前作と同様、上島が演じる主人公「上島竜兵」は、サーフィンに挑戦しようと千葉県の海岸を訪れる。だが、練習はそっちのけで、現地で出会った女性と遊んでばかり。結末は衝撃的だ。
続編のタイトルを聞かされたとき、上島は「これは(映画監督の北野)武さんのパクリだと思った」。北野監督を慕い、同監督が審査委員長を務める東京スポーツ映画大賞を熱望。「東スポ大賞が一番うれしい。もしカンヌとかベルリンだったら、僕は受賞を否定します」とも。肥後も「この映画は『アウトレイジ ビヨンド』がなければ、できなかったでしょう。みんなが武さんをリスペクトしています」。
映画が「サーフドキュメンタリー」と銘打つだけに、物語は本当らしく進む。細かい演出は「直前に監督が耳元でささやくんです」(上島)という手法だ。口論のシーンで野呂は、事前に知らされずに上島から頬を平手打ちされ、見事な驚きの表情を浮かべた。野呂は「アイドルなのに、殴られるなんて。本当にびっくりしました」。
上島は「俺が最低だってところばかりに目がいかないように、周りの人のいいところも見てください」とアピールした。
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