上野アメ横の劇場を聖地に
ご当地アイドルの聖地を目指す「上野アメ横アイドル劇場」が、東京・上野に誕生した。地元アイドルグループ「スマイル学園」の本拠地だが、単なる専用劇場にはせず、全国からアイドルを招いて共演し、パフォーマンスを学び合う場にしていく。
劇場の立地は、食料や衣料、宝飾などを扱う店が集まる「アメ横センタービル」。全国的に有名な商店街、アメ横のランドマーク的な存在で、ドラマ「あまちゃん」のロケ地にもなった。
招待したアイドルからは劇場使用料を取らない。アイドルの遠征費用を負担してくれるスポンサーがいれば、コンサートに合わせて物産展ができるよう、催事スペースを無料で貸し出す考えだ。
スマイル学園は2011年にデビューし、秋葉原やアメ横などで活動してきた。念願の本拠地は、ことし1月に誕生した。当初の設備は「床だけ」だったが、ステージやスポットライト、座席などを少しずつ整備。3月9日、愛知、富山、高知で活動するアイドルを招き、ライブイベント「聖地巡礼~上野アメ横アイドル物語~」を開いた。
スマイル学園のリーダー「生徒会長」を務める羽矢有佐は「全国のアイドルさんと一緒に盛り上げて、上野を秋葉原に負けないぐらいのアイドルの聖地にしたいです」と張り切っている。
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